◆≪最大成果を宣言≫ ちょっと頑張ろう 2482号   2016/7/4 月曜日

≪成長への転換――知識を増やそう≫

━ 成長しようとしても、成長はできない。
自らが、成長させなければならない。
知識を増やし、使い、試し、自らの行動を見極めようとする。
この繰り返しが大切である。 ━


仲間を想う。相手を想う。
自らは謙虚になる。
自身が何も知らなくはないが、経験も積んでいるはずだが、ほとんど知らないのだと思う。
事実、大半の事柄は知らない。

年上の人、同年代の人に接しては、出来る限り、その人から学ぼうとする。
後輩に接しては、
自らが知る事柄を伝えようとし、自らより優れるようになって貰おうとする。
後輩が自らよりも多くを得ているのであれば、学べば良い。

常に、真剣に向き合い、懸命に活動する。
仲間たちに問題が起これば、共に考え、解決しようとする。
仲間たちとの共通の目的に向かって、共に活動する。

こうしている限り、自身の周辺環境に問題は起こりにくい。
程度の差はあっても、拙い方向には進みにくい。

身体は成長しきると、後は老い続けていく。
知識、知恵は、衰えず成長を続けられる。
留まることを知らない。
成長を続けられるかは、本人の意識次第であり、行動次第である。

仕事において、
人は自己実現を求めようとするだけでなく、成果を出し続けられるようにと願う。
学び、考え、試みて、その向こうに自らの姿を求める。

一人のお年寄りがなくなると、大きな図書館が消えるのと同じだと言われる。
図書館どころではない。
知恵と未来への可能性がなくなるのだ。

知識を身に付けなければならない。
できるだけ多くの知識を身につけたい。
専門知識があったとしても、
専門知識が専門として活きるには他のたくさんの知識があってである。
一つの体系化された知識を得ることは、単に知識だけではない。
知識へのアプローチ、前提、構造のあり様を学ぶ。
一つの知識体系は、社会体系の一部である。
社会の見方であり、社会への関わり方である。

一年、 または二年に一つ、一つの知識を集中して学ぶ。
現代では、学校へ通わなくても、多くの体系化された知識であふれている。
今年は、哲学、来年は歴史、次の年は化学と言う具合に集中して学んでいく。
一日に、一時間ずつ学べば、一年で365時間にもなる。
大学の単位計算でいけば、48単位にもなる。
ちょっとした専門家ではないか。

仕事での専門知識はもっと深い。
実践しているのだから、知識の使いどころを心得ている。

他の知識を持ち込み、効果を発揮するのは、知識使いの体系化である。
自らがもっているモノを整え、活用でき、汎用性を高める。
思考と行動転換が起こるのだ。

一つの専門知識では、使い方が限られてくる。
自らを振り返って、成功したときを思いだしてみよう。
一つの要素ではなかったと気付くはずだ。

知識を増やそう。
知識の使い方に柔軟性が現れてくる。


●≪Management BLOG≫終了のお知らせ
今週のブログ「成長への転換」を最後にして、≪Management BLOG≫終了させて戴きます。
11年間、ありがとうございました。
2005年11月7日から始め今週水曜日2016年7月6日、2484号を持って終了します。
BLOGを執筆していた時間を、
「人文組織工学」と「マネジメント考」の充実に使わせて戴きます。

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