◆≪最大成果を宣言≫ ちょっと頑張ろう 2480号   2016/6/30 木曜日

≪基本の形――創造する形

━ 持っている能力を育て活かすようにしよう。
人はすべて可能性をもって、日々を暮している。
老若男女、平等に能力を持っている。
能力を使って、能力を高め、成果を出して成長していく。
使わなければ、可能性は分からない。
使って、可能性が産まれてくる。

日々、もっとも使われていないのが、創造力かもしれない。 ━


人間の能力は、運動能力と思考能力の2つに大別される。
昔から整理されている思考能力は11の基本能力に分類されている。
その中でも、5つ能力が中核をなす。
表現力、理解力、分析力、応用力、そして、創造力である。
他の6つを挙げると次のようになる。
説得力、把握力、洞察力、問題発見力、対応力、思考行動力。
6つの能力を発揮するには、働きかける対象、目的を持っている必要がある。

前の5つの内、表現力、理解力、分析力、応用力は、生活、仕事で常に要求されている。
眼の前の仕事を消化するにも、些細な意思決定にも、4つの能力は使われている。
大半の職種では、要求される時も少ない。
創造力のみ、意識されにくいようだし、発揮する場面も少ない。

基本能力だけでは仕事はできない。
知識と技術が必要であるし、進む方向、目的が必要である。
基本能力と、知識、目的が相まって仕事が進む。
さらに、仕事をするとしての姿勢とか、性質とかが、仕事に味をつけている。
仕事をするとき、意識をしていないが、これらが相まっている。
一年に何度かは、立ち止まって、意識してみると、進む方向と形が見えるかもしれない。
何より、自分の姿が見えるのが良い。

創意工夫、改善は、現在から始まる。
今あるモノの発展を考えている。
対して、創造は、現在を元にしているが、願望とか、未来から始まるのではないだろうか。
手も元を見ておれば、創造はできないかもしれない。

「無から有を産む」の「無」は形あるものであるが、決して無ではない。
知識があり、願望があり、目的、希望、夢があり、基本能力がある。
これらを元にして、自らと社会にとっての必要を産み出す。
必要を取り出して、必要を現実に現そうとする。
それが、創造である。

創造する形に、必要なモノが出そろった。
創造は、現在と未来を元にして、自分から始めてみよう。

自分の持っているモノを整理してみよう。
言葉にして表してみる。
自分にしか創れないモノが出てくるはずである。

むやみに、市場創造は出来ない。
創造を始めるとき、創造できる可能性は関わりがない。
創造を始めなければ、可能性の確率は高くならない。

生産性の本来の意味は、この創造力にある。

日々の仕事で使う能力に、自らの創造力を付け加えてみると、
意外に簡単に創造の形が現れてくるかもしれない。

可能性は誰もが持っている。
夢を実現できる力を持っている。
一歩を踏み出してみよう。


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