◆≪最大成果を宣言≫ ちょっと頑張ろう 2474号   2016/6/22 水曜日

≪私は正しい――最適を目指そう≫

━ 正しいと言えるのは僅かである。
未来に向かって、正しいなどは殆どない。
真理に関わるモノで、正鵠を失わなければ、正しいと言えるかもしれない。
しかし、真理自体が成長していくかもしれない。

リーダーの仕事は、正しいではなく、最適であろうとする。
完璧に最適であるとしても、さらに最適があるかもしれない。
向かう方向すら違うかもしれない。

最適であろうとするとき、完璧であろうとするとき、
方向と方法を変えるのに躊躇してはならない。
間違いかもしれない、最適ではないかもしれないと思って、
変更を恐れて放っておく方が無責任になる。

最適を目指す。
更なる最適を目指す。
完璧を試みて、次のステップになる完璧が見えてくる。 ━


決めてしまったら、「私は正しい」として、進めていくしかない。
負を感知するまでは、進めていく。
負が、リスクが、現れ始めたとき、方法を検討しなおさなければならない。
負を解消させようとした行動は、一時しのぎにしかならないと分かっていなければならない。
負は決して解消されず、いつまでも負として残っている。
負に成り得る要素は、自身にあるのではなく、外部に存在する。
自身にあれば取り除けるが、外部にあれば、適応するか、避けるしかない。
避けられないのであれば、衝撃に絶えられるようにしておかねばならない。
負を放っておくのは、無責任になる。

正しさにこだわらないでおこう。
最適さを考え、試みよう。
最適さを考えれば、選択肢が増えていく。
正しさを思えば、正しさを探してしまい、自分の答えではなくなってしまう。

問題、課題の解は自分の中にあり、課題消化は、自身が行う。
誰も変わりに行なってくれない。
自身が行うのであるから、誰かに任せてしまったとしても、その誰かの結果も自らの範疇になる。
最適解は自らの中にある。

即断即答が良いことの様に言われるが、それは習慣の中で解決されると思っているからだ。
習慣と経験で解決される事柄が多いのは間違いはない。
一つの事例を取って、その事例が、類似する他の事例とイコールではない。
対処する人と対象が少なくとも違う。
対象が違えば、同類などとは決して言えないはずだ。
類似しているように見える事柄が、経験した事柄と同じになるはずもない。
8割は同じかもしれないが、残りは必ず異なる。
異なる部分については、経験と同じようにして最適になるはずはない。

常に、新たな現象が起こる。
現象は、表層だと思っていなければならない。
表層で対応したとしても、最適解にはならない。

即断即答は、部分的である。
検討すべき余裕を持たねばならない。
何時間も、何日もの余裕である必要はない。
以前と違うところはどこかを探そうとする。
違うところを見つけておくだけでも最適に近付く。
検討する時間と、思考する時間を持たねばならない。
反射的に出る解は、間違いが一つ、二つあるとしておこう。

「まあ、いいか」と言う解もない。
そう思った瞬間、成果は半減する。
必ず、自らの解を、形に、言葉に表しておかねばならない。
そうすれば、次は必ず、最適に一つ近づき、正しさが見えるかもしれない。

正しいは僅かである。
挑戦する者は、最適を狙う。



━━ ■ ━ レポート≪社会変化を観察する≫に2種類を追加しました。
「表現&思考構造変化を全国紙社説で追う2014年〜現在まで」
「社説キーワード変化を追う 2014年〜2016年5月まで」
http://www.seedwin.co.jp/report.html

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ブログの分析結果 http://www.seedwin.co.jp/ganba_rireki2016.html

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