◆≪最大成果を宣言≫ ちょっと頑張ろう 2467号   2016/6/13 月曜日

≪機会を見つける――探すモノを探す≫

━ 「機会を見つけよう」と思っても、機会が何かが分からない。
機会は、他と同じような顔して、素知らぬ様子をして、眼の前に居るはずだ。
機会が現す姿などは決まっていない。
機会が現れる法則もない。
機会であると自身が思うだけである。

間違いがないのは、自身の外、組織の外に機会が存在する。
まずは、探すモノを探そうとするしかない。 ━


探すモノが分からねば、探しようがない。
分からないから、探すモノを探すところから始まる。
理屈には合わないが仕方がない。

見つける手がかりは2つある。
最初の一つが、自らが持っているものを洗い出す。
一つ、二つではなく、五つ、六つを取り上げる。
多くても八つまでで、多すぎてはいけない。
同時に意識できる分野は、七つぐらいだと言われている。

人は見たいモノしか見ないし、見えない。
探すモノが分からねば、なおさらである。
どれほどたくさんのモノが眼の前あったとしても、気になるモノしか見えない。
同じようなモノがたくさんあれば、つまらなくなって、探すのを放棄してしまう。
だから、選択肢は八つまでにしておけと言う。

自らの意識は最大で八つ。
五つ程度なら、忘れずに持ち続けられる。
眼で探すのであるが、眼ではなく、意識で探す。
意識を言葉に置き換えておく。
だから、自分のキーワードを五つ持てという。
五つの単語を、常に念頭に置き意識する。

好き嫌いから始まって、興味へと進み、
知識群の中での得意に置き換え、得意と関連する単語にする。
見つけだした単語の類語と反意語を並べておく。
反意語が果たして排除できるものかを確認しておく。
もしかしたら、反意語、相反するモノが大切かもしれないからだ。

あなたは、あなた自身のキーワードを持っているか、と尋ねて、答えられる人は少ない。
答えられれば、考える手がかりが、少なくともある。
なければ、ぼんやりとしか見えてこない。

なければ、自らのキーワードを取りあえず決めてみよう。
決めてから、外を眺めれば良い。
もし、違えば変えればよい。
せいぜい数回位は変えても良いだろう。
しょっちゅう、変えているようであれば、考え直さねばならない。

二つ目が、目的である。
自身は何をしようとしているのか。
今ではなく、ずっと未来まで続けてしようとしている事柄である。
目的が見つからねば、やはり、念頭に置いている五単語から始めるしかない。

持ちものと目的が決まれば、後は眺め続けていく。
眺めて判断するには、三つの視点がいる。
未来を表すのか、他に働きかけられるか、共に行動できるか、である。
この逆は、機会にはなりえない。
同時に、他の協力を得られない。
すべてが自己完結し、他と関わらないのであれば構わないが、機会は、行動成果を得る対象である。

だから、未来と対象と活動をセットにしておかねばならない。

得意と目的、視点が意識になって、探すモノを探す。
これらを意識して持っておれば、直ぐに探しモノが見つかる。
機会は、いっぱいあるはずだ。



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