◆≪最大成果を宣言≫ ちょっと頑張ろう 2464号   2016/6/8 水曜日

≪マネジメント活用――成果を創る≫

━ マネジメントは組織内に向かって働くが、
組織の外から考え始め、組織の外に結果を求める。
組織外での結果が、市場で機能し、顧客に満足をしてもらって成果になる。

成果が何であるかを明らかにし、
成果になるための条件を取り出し、
成果に向けて構成し、商品になり、
顧客に成り得る者の前に置き、
顧客の望むタイミングで届け、
顧客が満足して、成果になる。

成果をあげる、とするよりも、成果を創ると思った方が適切かもしれない。 ━


成果が何であるから、顧客満足までの一連の流れが生産性を作りだす。
成果とは、顧客満足であるとして、何等具体的なモノを表していない。
すべての商品が目指す方向であって、具体物ではない。

自分たちの着眼の範囲に必要とされるモノがある。
既に現れている、現れようとしている、未だ現れていないモノがある。
いずれにしても、自分たちが形にして、形に機能を持たせ、機能に意味を載せる。
形と機能と意味が重なって、成果が何であるかが見えるようになる。

成果にするための条件を取り出す。
製造方法、原料、プロセス、精度、均一性、スピード、そしてコストがあり、
実現性があり、発展性がなければならない。
発展性の方向を見定めなければならず、見つけられなければ一時の成果で終わる。
発展性は、自分たちの知識、技術と理想形が、社会が進む方向と一致または類似している必要がある。

これらを可能にするモノが、持てる視点と知識である。

顧客が誰であるかを探さねばならない。
成果が何であるかが分かっているとき、すでに顧客は現れているはずである。
少なくとも顧客が見えていなければ、成果が求められるはずもない。
顧客から始めよと言われる所以である。

如何なるモノであっても、機能と意味がなければならない。
機能と意味を顧客から探す。
顧客の行動から探し、顧客の次の行動を計る。
振り返る行動か、繰り返される行動か、次へと進む行動であるか、
それともすべてを含む行動であるかによって機能と意味が設定させる。

機能と意味が、必要のタイミングを作りだし、モノをおくべきところが導き出される。

一連の生産行動は、一回ずつ更新されているはずである。
連続していていも、必ずとどまるところがある。
精度が高く、完成された流れであっても、その流れが出来た時の精度でしかない。
精度はその時に決められているから、時が進めば劣化する。
考え方も、機能も意味も劣化する。

見直すタイミングは、完成した時である。

辞書を作成し、出版しときから改訂版への行動が始まっているのと同じである。

言葉は、何時までも同じ意味ではなく、少しずつ変化している。
同じように、生産されて出荷されてくるモノも変化していなければならない。
そこに成果を創りだす意味がある。



copyriht© SeedWin all rights reserved.