◆≪最大成果を宣言≫ ちょっと頑張ろう 2448号   2016/5/17 火曜日

≪始めの始め――知識生産性≫

━ 知識生産性は、定義と前提にある。
知識生産性をあげるために、より確かな定義があって、普遍性を確認して、計画ができる。
正鵠を見失わないようにしなければならない。 ━


仕事は、始めの始めから、後の後までを一つにして成り立つ。
生産性の意味するところである。

前提が的外れであれば、成果はあがらない。
目的が不明瞭であれば、やはり成果はあがらない。
直近を目標にしておれば、社会の流れに追いつかない。
社会の流れに追いつかないだけでなく、取り残され、的を見失う。

前提と目的は一つで、類似である。
前提と目的の要素は違っている。
前提と目的なしにして、仕事は存在しない。

前提と目的を知らずして、作業をすれば、精度の是非を測りようもない。
作業が終わったところで、成果を期待できない。
「正鵠を見ず」である。

作業の方法は大切である。
大切ではあるが、独立はしておらず、部分である。
前提、アプローチがあって、作業が始まる。
目的と成果を一つにとらえて、作業と重なって、生産性が高まる。
目的設定は、作業設定ではなく、連続成果になっていなければならない。

作業の方法は限りなくあり、工夫され、研究されている。
前提の設定、前提の是非の判断の方法は、存在しないと言って良いだろう。
もしかしたら、前提のための材料が整理されていないのかもしれない。

自らの持ち物を調べ、確認しておかねばならない。
目的設定をした背景を熟知しておかねばならない。
目的が、社会情景と変化に合わさっている必要がある。
目的が、社会の問題、社会の不足、社会歪みを捉えていなければならない。

社会を視る道具が必要である。
如何に社会を視るかも必要である。

そこに、自らが持つ材料と道具が合わさって、前提ができる。
前提と目的を構成した材料の確認がいる。
材料の意味と、材料が変化していく姿を知らねばならない。
それぞれの定義が必要である。
それぞれの定義に矛盾があってはならない。
定義の相関&相反マップがなければならない。

これらが用意されて、最適な前提が現れる可能性が出てくる。
この上に、時間がかぶさり、変化を探る。
変化への視点が必要になってくる。

仕事で最も重要になるのが、前提と目的、成果である。
これらが整って、作業が始まる。
前提と目的が一つになって、生産効率を追求して効果が現れる。

自らが確信できる定義、定理、普遍性がどれほどあるのかを確認しておこう。
確認ができて、無駄な時間が無くなる。
ここに、知識生産性があるのだ。


― 仕事は、
定義、前提、アプローチ、行動の方向と方法、目的、成果が一つになっている。(2446号)
連続した仕事は、始めの始め、終わりの後の後 続く始めが後の後を感じさせる。(2447号)



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