◆≪最大成果を宣言≫ ちょっと頑張ろう 2438号   2016/4/25 月曜日

≪人、組織、社会――3つのバランス≫

━ 人、組織、社会を一つにして、なかなか考えない。
人は組織を道具または手段にして、社会に生きる。
社会の中で生活をする。

社会が乱れておれば、生活は困難になり、組織活動も限定される。
社会が安定し、秩序が保たれていて、人も組織も活動できる。

だが、社会が主人ではなく、組織も主人ではない。
人と組織と社会のバランスが取れていなければならない。

仕事を中心にして、
人、組織、社会のバランスを最適にしようとするのがマネジメントである。 ━


私たちは、社会の秩序を保ち、社会を発展させ、豊かにするために働く。
働いて、社会の一員になり、社会のルールを知る。


個人生活も他の人のマネジメントによって支えられている。

個人の余暇が、個人だけて完結する時もある。
ただ、ぼうぼうと自然の中で一時を過ごすのであれば、その瞬間は、個人だけのものである。
だが、その場に行くにしても、その時間を得るにしても、他の誰かの仕事の結果をもらっている。
その場所に行くには、交通機関が必要である。
乗り物が必要である。

安心して水を飲むにも、水を管理するシステムがある。
食事をしても、たとえ自身で料理をしたとしても、誰かが材料を提供している。
自分の手が届くところまで、運んできている。
すべての瞬間が、他の誰かの仕事の結果である。

着ているものは誰かの手によって作られている。
現在では、完全な自給自足などはほぼ存在しない。
これらを作り出す社会が存在している。

個人の生活を支えているものは多数の人の仕事の結果である。
満足できるものは、マネジメントが行き渡っているはずである。
モノの供給、商品、サービスの一つ一つが、生産効率と生産性を研究している。
日々、生産性の向上を目指している。
新たな商品群の開発をしている。
そうでなければ、組織が継続できず、社会に供給し続けられない。

マネジメントが最適に稼働していて、人々が能力と力を一つにする。
一つの成果が現れれば、次の成果へと継続させるために、
商品群が進化するのと同じようにマネジメントは進化する。

個人生活を楽しむ人も仕事をする。
互いに支え合っているのだ。
相互依存であり、社会自体が協働である。
先進諸国ほど、相互依存率が高い。


専門的知識が高くなればなるほど、一つの商品も一人で作り出せない。
他の複数の専門知識を必要とする。
多数の専門知識を集めて、商品を作りだすのは組織である。
人は組織を必要とし、組織を通して自らの能力を発揮する。
人は組織を道具にして、自らを主張する。
組織は、人の能力を必要とする。
組織と人は互いに依存している。

知識、技術が組織になければ、組織は成立しない。
知識、技術を人を通して必要としてる。

組織に所属する人が、必要とする知識を検討し集める。
多数の知識を一つの目的のために集中させて、資源に置き換えて、社会に提供する。
組織は、社会に害するものを発生させられない。
発生したとすれば、いずれ社会から排除される結果を招く。

仕事を通して、人と組織と社会のバランスを最適にしようとして、
人、組織、社会が発展し、進化する。



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