◆≪最大成果を宣言≫ ちょっと頑張ろう 2437号   2016/4/22 金曜日

≪改善か、革新か――視えないものを探す≫

━ 改善、革新は、見える範囲、分かる範囲でしか行なえない。
手元を見ていると、手元の所だけの改善になり、革新は起こらない。

理想の始まりは見える範囲と、自らの考えとのギャップからである。
顔を上げて、周りの見て、遠くを視て、今が分かる。
視続けて、変化が分かり、思考が働く。
四次元の世界である。

およそ、予想は、過去に基づく。
見てきたこと、経験した範囲が基準になって、予想が組み立てられる。

だが、明日は誰にも分からない。
リアルの世界だけであれば、あるモノの連続線上で予想が組み立てられる。
バーチャルの世界、見えない世界では、ないものを探す。
現在では、リアルとバーチャル世界の移動頻度が高くなっている。 ━


コストのない利益はない。
誰もが分かっているが、気付いているかは怪しい。
善と悪がある。
善と悪は連続した相反である。

顧客が居て、非顧客が居る。
非顧客ではない顧客対象外がある。
連続した相反ではなく、枠組としての相反区分である。
顧客と非顧客と顧客外を一緒にして全体がある。
いつも、顧客を考える。
だが、非顧客と顧客外の方が圧倒的に多い。
顧客を意識する。
意識の部分と意識外の部分を合わせた全体がある。

過去と現在と未来がある。
時間は連続していると考えられるが、過去と未来は、起こったことと分からないことだ。
連続しているかもしれないが、断然しているかもしれない。
過去も未来も、連続と断絶が同居する。

市場区分は、あるものの区分ではなく、自らの意識の区分であり、市場概念はバーチャルである。
意識の区分が変われば、商品のあり様が変わる。

多くの人が、「そうだ」と思っている区分で商品が動く。
肯定されている世界でモノが動き、認識される。
肯定の範囲での動きは、肯定を強固にしようとする。
小さなエネルギーで済むし、否定を気遣う必要はない。
改善の世界である。
リスクは少なく、失敗も小さく、成功も小さい。
絶え間ない改善は、積みあがれば大きくなるが、衝撃には弱くなる確率が高い。

肯定の方向を変える。
または新たな肯定を探る。
新たな価値の出現である。
思考はバーチャルであるが、でてきたものはリアルである。
革新の出現になる。
革新は、肯定されなければ寿命は短いが、常に否定が働いている。
否定は、単なる否定なのか、嫌悪による拒否なのかを見極めておかねばならない。

革新は、リスクが多様にあり、大きい失敗に注意しなければ、致命的になる。
だが、成功は限りなく大きい。


容易に分かる連続した相反がある。
意識の枠組みになる部分と分からない全体がある。
時間軸の連続と断絶がある。
社会に肯定と否定が存在する。

これらの組み合わせで、改善と革新の方向が決まる。
見えるものの中て探すか、見えないものを探すかである。

一つ言えることが、インタンジブル(無形資産)の範囲広がってきたのは間違いない。



━━ ■ ━ ホームページへのアップデータのお知らせ

人文組織工学のページ 『人材論3≪人材の育成≫』を更新。2016/4/18
組織内教育の方向性、目的、教育体系構築のポイントを示した。


― 人材に高めてもらいたい能力が7つある。全組織に共通する事柄がある。
本ブログでも何度も表してきた。
せめて、一人の人材に、一つか二つの能力向上を求めている。
1.機会生産  2.ビジョン生産  3.革新持続  4.最適化推進
5.資源人材育成  6.科学論理生産  7.新資源生産

どれも簡単には出来ない。
日々、学習し、鍛練し、外部を観察し、実際に試してみなければならない。


copyriht© SeedWin all rights reserved.