|
|
|
◆≪最大成果を宣言≫ ちょっと頑張ろう 2435号 |
|
2016/4/20 水曜日 |
|
|
|
≪改善か、革新か――改善と革新の違い≫ |
|
━ 改善、革新の目的は、市場でリーダーシップを取るである。
市場での競争力を上げる、市場を拡大する、市場を作るである。
市場が対象になっているのだから、
考える方向は、組織内部ではなく、組織外へ向かっていなければならない。
成果は、組織内部にあるのでなく、組織外にある。
仕事は、内部で行っているが、結果が外部に向かう。
内部から外部にすべてが向かう。
外部での自社のあり様を見て、自社の活動を見て、相互の適応関係を考える。
その結果から、改善なのか、革新なのかが分かるはずである。 ━
改善は、現状への最適化である。
革新は、未来への最適化である。
改善は、現在の内部と現在の市場、社会との関わりをフィットさせるところにある。
だから、現在を視る、足元を見るになる。
現在の自社の持ち物を検討する。
持っているものを減らすのは簡単である。
持っているものを削るか、捨てるかすれば良い。
持っていないものを増やすのは大変である。
持っていないものを増やして成功するかどうかは分からない。
だから、持っているもので、現在に、よりフィットさせようとする。
改善である。
改善で辛い部分は、常に、休むことなく改善をし続けなければならない。
市場も社会も止まらない。
走り続けなければならない。
改善でリーダーシップを取るのは激烈である。
改善を革新にしてしまうチャンスは2つある。
一つは流通形態を変えてしまう。
二つ目は対象顧客の転換である。
対象顧客の転換は、市場転換でもある。
流通形態の変更が効果を発揮するのは、顧客にとって、手に入れ易さである。
入手の利便性である。
入手経路が不便であれば、有用な商品であっても売れにくい。
改善による革新の方法である。
誰にでも機会があり、誰にでも奪いやすい。
これには、機会と継続の戦略が必要である。
革新は未来を考えねばならない。
現状の枠を変えねばならない。
現状否定であっても良いが、否定ばかりであると、何も生み出さない。
混乱を招くだけである。
だから、創造的破壊が言われた。
革新のために、未来に対してのあり様を描いていなければならない。
現在と未来のギャップを見いだし、ギャップを埋める行為が、革新につながる。
科学技術だけとは限らない。
改善を革新に変える方法と、科学技術とをセットにするのが最も効果がある。
おいそれとは見つからないが、市場を、社会を見続け、変化をつかまねばならない。
未来に向かっている兆候を見つけ出すのだ。
これが兆候であるなどと、規定できないだけに、誰にでもチャンスがある。
見ている対象への理解と、自らの把握が大切になってくる。
改善は、規定されているものを基準にする。
革新は、ギャップと未来を基準にするから、決められたものはない。
解があるとすれば、自分自身の中にある。
まさしく知情意にある。
インタンジブルの世界である。
一つ言っておこう。
知識社会になって、知識労働が増えて、規定された物から始まりにくくなった。
新しく起こる産業、業務、商品は、知情意から始まっている。
━━ ■ ━ ホームページへのアップデータのお知らせ
人文組織工学のページ 『人材論3≪人材の育成≫』を更新。2016/4/18
組織内教育の方向性、目的、教育体系構築のポイントを示した。
― 人材に高めてもらいたい能力が7つある。全組織に共通する事柄がある。
本ブログでも何度も表してきた。
せめて、一人の人材に、一つか二つの能力向上を求めている。
1.機会生産 2.ビジョン生産 3.革新持続 4.最適化推進
5.資源人材育成 6.科学論理生産 7.新資源生産
どれも簡単には出来ない。
日々、学習し、鍛練し、外部を観察し、実際に試してみなければならない。
|
|
|
|
|
|