◆≪最大成果を宣言≫ ちょっと頑張ろう 2431号   2016/4/14 木曜日

≪人材への姿勢――視るを促す≫

━ 外を視る。内を視る。
外は組織外であり、内は組織内である。

外と内を見て、融合ではなく混合されて、市場が産まれている。

外を視ずして、市場は産まれず、市場の革新は起こらない。

視るは、知識と思考で視る。
視えるものに形はなく、時間だけが過ぎていく。

視るを促す。
知識を広げ、深め、考えるを促す。 ━


人は見たいものを見る。見たくないものは見ない。
見えていても、気付かなければ見えていない。
見ると気付くは一体になっている。
眼の端に捉えていたものを、後になって気付く時はあるが、他に促されてだろう。
自らが思いだしにくい。
視ようとしなければ、見えるものは、自分都合になっていく。


外を視る。

視なければ、見えないものが多い。
社会を、市場を、顧客と非顧客を視ようとする。
視るは見続けて見える。

社会、市場、顧客、非顧客に形はなく、姿もなく、偶像のみである。
視るは、見えるところから、知識と思いで視る。
社会の緊張、抑圧、潮流、転換、変革を視る。
市場も同じである。

社会の便利と不便を視る。
変化を視る。
便利の位置と不便の位置を見て、便利と不便の始点を探す。
便利と不便の始点位置が一致していることは少ない。
便利が産まれたとき、異なる始点から市場は転換されられたか、変革を起こしたのだ。

顧客の不満を視る。
非顧客が見ているモノを視る。

商品の充足度を視る。
商品が満杯になっていると、市場は飽き始めている。
どれほどに工夫し、面白さを作ったとしても、飽きているのは変わらない。
面白さに興味を示しても、一時で終わる。
ぼつぼつ、市場は拒否反応を起こし始めている。
商品の転換期が来ているのだ。

知識で探し、思考で視る。


内を視る。
外を視るから、内を視て、内が分かる。
内の問題が見える。

組織の商品群を視る。
商品の機能、役割、目的を視る。
市場との関わりを視る。

商品を作り出した始点を視る。
商品の意図を確認する。
商品生産の知識と技術を視る。
組織の特異を視る。

主要知識、補完知識を持つ者を探す。
知識の伝達率を測る。


内と外を重ね合わせる。
内と外のギャップを視る。
もっとも売れているときは、ギャップは少ない。
問題が発生してくれば、ギャップが広がりつつある。

ギャップは組織で見出すしかない。
多くの人材が視ておれば、早期発見が可能になる。

人材の多くが同じところを視ているとすれば、キャップが広がる危険が増す。
外を視て、内を視るを促す。



― 人材に求める事柄で、全組織に共通する事柄がある。
本ブログでも何度も表してきた。
すべての人材の日常行動として求められる項目が3つある。
1.今日の業務を推進する。(今日の売り上げを確保する。)
2.まだ発見されていない機会を探す。
3.明日の商品、サービスを開発する。(次期商品の開発への視点)

職種に関わらず、人材として能力を高めてもらいたい事柄が7つある。
7つすべてである必要はない。一人の人材に、一つか二つの能力向上を求めている。
1.機会生産  2.ビジョン生産  3.革新持続  4.最適化推進
5.資源人材育成  6.科学論理生産  7.新資源生産

どれも簡単には出来ない。
日々、学習し、鍛練し、外部を観察し、実際に試してみなければならない。


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