◆≪最大成果を宣言≫ ちょっと頑張ろう 2427号   2016/4/8 金曜日

≪ミッション――社会の役割を果たす≫

━「自社ミッションは何か」の解は、どこにも存在しない。
解は自身の中にあり、自社の継続している活動の中にある。
自社ミッションは、自身で見つけなければならない。

ミッションは、自社の特異を作り、組織を機能させ、社会の機能の一翼を担う。
特異が明確になれば、人材が成長しようとする方向を知覚できる。
学習ができ、研究ができ、実験ができ、成長できる。
特異に人材能力を集中させられる。

組織のコア・コンピテンシーが明瞭になる。
組織の活動戦略が立てられ、戦略に合わせて、組織の統一が可能になる。

組織が拡大すれば、業務が広がれば、戦略こそが統一の要になる。
社会での機能が明確になり、組織人材が、自社機能を社会で見えるようになる。

ミッションは自社を強くしていく始まりである。 ━


ミッションは社会機能を表す。
ミッションは社会機能の一部分であっても、社会での役割を表現している。

社会を維持する、発展させる、改善する、進歩させる、等々の役割を果たす。
社会と表現すれば、漠然としているが、社会の中核をなすものは、個人の生活である。

個人の生活形態へ影響を与えている。
生活スタイル、個人のキャリア、価値観、習慣、価値観へ影響し、維持し、発展させる。
一つの消費財が生活感覚を維持し、変化させている。
100円ショップは、個人生活の消耗品への基準を変えたかもしれない。

労働形態にも影響している。
組織が小さくても、大きくても関わりはない。
アウトソーシングも最初は1社からスタートしている。
代行業務は以前から存在したが、日本では、1990年代にアウトソーシングの概念が始まった。
今では、アウトソーシングは必然の業務である。

生産から生産性への概念が、流通を変えている。
流通が、生産を変え、小売り業を変え、生活スタイルを変えている。

一つの商品が産業構造を変えているかもしれない。
何でもない一つの商品が、生活の意味を変え、情報流の変化を進めているかもしれない。

生産量が、社会に緊張、抑圧を産み出し、和らげ、転換を作り出す。


経営者層が、ミッションを誤ると、組織自体の危機を招く。
組織ミッションから離れて、個人に意識が向けば、組織の統一性が崩れてくる。
一部署の管理職がミッションを忘れれば、組織目的から外れやすくなり、組織精度が低くなる。
一部署がミッションを果たし続ければ、人材の視点が定まり易くなり、成長が速くなる。

ミッションは、自社から産まれるが、社会に対して産まれる。
組織は自立しているが故に、利益を追求しなければならない。
より大きくミッションを果たすために、資金を投入しなければならない。
利益率は大きいほど望ましい。
ミッションが、社会機能に当てはまっており、
業務が最適化しておれば、利益率の上昇は必然になる。

自らの仕事を見ているだけでは、ミッションは見つからない。
顔を上げて、仕事の意味を考え、社会を視なければならない。
社会に照らして、社会を推し進めている自社の業務が存在している。



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