◆≪最大成果を宣言≫ ちょっと頑張ろう 2422号   2016/4/1 金曜日

≪成長を意識する――断絶と継続≫

━ 成長を意識するとは、未来を考えている。
未来に向かおうとしている。
未来は分からない。
次の瞬間すら分からない。
ただ、継続しているとだけしか分からない。
継続は、自分にとってだけであり、継続は意識の中だけである。
周りとの関係で、継続を放棄させられる時もある。
放棄させられ、異なる自分を見いだしたとしても、自身にとっては継続である。
あるとき、異なる思いが芽生え、今までとは異なる世界に飛び込むかもしれない。
外部から強制して、現在を止められるかもしれない。
これは、断絶があった継続なのか。 ━


仕事は続いている。
何をしているかは別で、仕事として続いている。
仕事が終われば、止まる。
新たな仕事が始まって、仕事が動く。

二つの次元の存在が明らかである。
している仕事の場面と、仕事をしている者である。
仕事は止まりえるが、している者にとっては続く。
断絶は仕事であって、人にとっては継続である。

新しく組織が産まれる。
誕生したのだから、前はなかった。
組織を構成した人たちは、組織誕生とは関わりなく、人が継続する。

社会があり、組織があり、人がいる。
それぞれが継続し、断絶している。
枠組を設ければ、設け方で、要素や事実が変わらなくても、断絶する。
枠組は思考であり、知識であり、論理である。

同じ対象で、変化がなくても、思考が変われば、今までが終わり、次が始まる。
何も変わっていなくても、意味が変わる。

断絶と継続が常にセットで動いている。
市場を見たとき、断絶が起こりえる。
新たなモノが、今までのモノ取って変わる。
市場の枠組みが変わる。
変革が起こったのだ。

清涼飲料の市場から、飲料の市場へ枠組を変えたとき、製造物への意識が変わる。
変革ではなく、枠組が変わっただけで、意識に変革が起こった。
視点が変わり、戦略が変わる。

乗り物は、最初はなかった。
徒歩だけであった。
騎馬ができ、馬車ができ、
エンジンが出来て、エネルギー転換が起こって、乗り物が変わり、多様化する。
単車、自動車、電車、飛行機、船、乗り物の枠組みである。
単車の枠組みから乗り物の枠組みに変えれば、視点が変わる。
実際に、多くのメーカーが変わっている。

レンズ、電子機器、通信、製薬、医療のいくつかが合体した、いくつかの市場が産まれている。
生産している者は継続しているが、市場は枠組を変え、断絶し、継続する。
継続と断絶が繰り返され、変革が起こる。

もっとも容易い成長の手がかりは、既存のカテゴリーを捨ててしまえばよい。
カテゴリーの組み直しをすれば、視点と思考の変化は必然である。
見えなかったところ、業際、様々な境界線が見える。

発展を遂げた多くは、境界線から始まっている。
争い、ギャップも境界線から始まる。
成長のキッカケは、枠組変換にある。
意識変換である。

二つの次元、継続と断絶は、枠組の意識で変化する。

関連性、因果関係を探す。
反して、不連続を探す。
別モノとする場合と、同類とする場合を意識する。

意識の知覚だけで、成長が始まる。



━━ ■ ━ 2016年のBLOG履歴に11年間のキーワード変化
『ちょっと頑張ろう』の11年間の各年の2月だけを取り上げ、キーワードの変化を表した。
キーワード群に分析値(単語重量値)による意識の強弱変化を表している。


copyriht© SeedWin all rights reserved.