◆≪最大成果を宣言≫ ちょっと頑張ろう 2418号   2016/3/28 月曜日

≪成長を意識する――意識が成長を速くする≫

━ 自らの成長を意識する。
成長したと意識するのではなく、成長しようと意識する。
幼子が成人していく意味ではない。
身体の成長は、いずれ止まり、老化していく。
終わりのないの成長を意識する。
成長の始まりは、身体の成長に伴うが、いずれ、精神、知識、技能に重心が移っていく。
身体の老化を感じ始めたとき、精神、知識に重点がいき、意思が強くなる。
人の成長は、留まるところがない。 ━


成長を意識する者は少ない。
伸びよう、成長しようとする者は多くいるが、老化が顕著になったとき、成長を諦めてしまう。
終わりの時まで、成長を続けるのは、意識の持ちように関わるようだ。
米国の女性で、70歳を過ぎてから、絵を描き始め、大画家になった人もいるそうだ。

技能が直ぐに、楽に、成長しない。
長い年月がかかる。
成長を意識しない者は、経験を積み上げても、経験が活かせない。
時は誰にも平等に積みあがっている。
積みあがったとするか、流れて行ってしまったとするかは、個人の問題である。
経験を出来るがぎり、記憶に留め、経験を繋ぎ合わせようとしなければならない。

如何なる経験を望むかも考えていなければならない。
不要とだと思える事柄も後では大切になるかもしれない。
身体が自在に動く時は、手当たり次第に見聞き出来、試される。
次第に選択をするようになり、または、他から決められるようになり、狭まっていく。

初めての事柄を、自らに落とし込めねばならない。
経験を構成しいているモノを意識しなければならない。

自らが注視しているモノを知っていなければならない。
個人的な興味であろうが、仕事上であろうが、注視しているものを持っていなければならない。
でなければ、ただ時間が過ぎていくだけである。

一日が終わって、何をしたか思い出せないようでは話しにならない。
昨日ときょうと違ったところは何かを意識していなければ、積み上げようがない。
昨日と違う工夫、出会い、気付きがなければ、成長の手がかりすらできない。

知識が増えれば、視るものが増え、気付きが増える。
本を広げて、または誰かについて、学ぶは必要である。
それだけでは足りない。
知識を入れて、気付きが増えて、発見があれば更によい。
気付きと発見があって、試してみようとして、経験が生きる。
一つの経験から、他の経験へと広げようとする。
経験を広げようとするところに、視点ができ、新たな視点を見つけ、発見がある。
外なる発見と内なる発見である。

一つの経験には、前提があり、アプローチがあり、プロセスと結果がある。
少なくとも、一日が終わって、前提、アプローチ、プロセス、結果に分解しておく必要がある。
自らの分解視点を記録しておく。
一週間がたって、分解視点に変化があれば、気付いたモノがあって、自分の中に発見があった。
一日、一日をそのように過ごしていくと、大変な量の発見があるはずである。
誰にでも、同じように、大量の発見があるはずである。

自分に起こった多くの発見のいくつかでも意識できれば、昨日の発見は当然になる。
発見の確認が行われ、発見が当然となり、発見の向こうにあるものが見え始める。

知識と意識、気付きと発見の成長が現れてくる。
当然、試みようとする事柄が増えるか、変わるかするはずである。

一日の時間は大切である。
時間を意識するのは大切である。
得ようとする意識が大切である。

リーダーの仕事は、目的を提示することだと言う人が多い。
だが、如何にして目的を見つけ、見つけた目的が適切であるとしているのだろうか。
その根拠をどこに定めているのだろうか。

確からしさを確認する。
人の行動は、如何なる行動であっても、必ず予測をしている。
だが、予測を意識して、次の瞬間の行動を決める場合はほとんどない。
次の瞬間の予測は不可能かもしれない。
だから、驚きがあり、事故がある。

日常の次の瞬間の予測は、繰り返された経験に基づく。
安全と危険の区別をする。

持っている知識と経験、きょうへの活用、きょうの結果からの知識と経験の取込みを意識する。
経験を知識に置き換える。
そして、明日を考える。

成長の機会を知る可能性が出てくる。

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