◆≪最大成果を宣言≫ ちょっと頑張ろう 2416号   2016/3/24 木曜日

≪知識社会――知識が未来を創る≫

知識とは何か。
すべての人が持っている知識とは何か。
知識を組み合わせるとは如何なる意味になるのか。

知るとは、どこで、何を知るのか。
知りたいと思うのは何故か。
知るは一瞬で終わるのか、継続するのか。
知識を持てば、何になるのか。

知識の質が意味するものは何か。
そもそも、知識の目的は何か。

知識社会であるとすれば、まず、これらの問いに答えねばならない。
自らが知識人であり、
知識を活用して仕事をしているならば、以上の問いの解を持っているはずである。
もっとも、考えていなければ、解は存在しないし、問いをしなければ考えもしない。

問いが無いから、考えない事柄はたくさんある。
仕事とは何か。
仕事の目的は何か。
達成しうる目的がもたらすモノは何か。
目的を達成してしまえば、何が起こり、何をすれば良いのか。

自身が我が社に所属している理由は何か。
いつまで所属しているのか。
何処へ行こうとしているのか。
我が社とは何なのか。

これらの問いに答えようとするならば、対象を観察しなければならない。
観察して、分析して、論理的な解を出さねばならない。
解がユニークでなければ、対象を特定できない。

解を導き出すために知識が必要となる。

「問題を発見せよ」と言われるが、何故の問題発見なのか。
問題があれば解決をするが、何故の解決であるのか。
問題を、問題とする意味は何なのか。

問いはすべて、未来を向く。
知識は、きょうのためにではなく、未来を求めるためにある。

知識は社会にあるが、個人が持つ。
個人が持つ故に、好き勝手に移動する。
人がいなければ、社会は存在しないし、組織も存在しない。
人の移動の自由を止められない。

組織は、人を、知識を留めて、蓄えておかねば、組織として存在がない。
社会が秩序を保ち、発展させるのは、人が持つ知識がある故である。

知識なくして仕事はできない。

出来る人、優秀な人は、自身が持つ知識を知っている。
一つではなく、複数もっていると知っていて、知識の活用を知っている。
失業したとき、なかなか仕事が見つからない人は、知識人であったとしても、
自らの知識の使い方を知らない。
自らの得意とユニークを考えていないし、説明できない。

人々が自由に移動している。
人に伴って知識が移動している。
集め方、留め方、活用の仕方で、人も組織を発展するはずである。

最初の問いに戻ろう。
知識とは何か。
すべての人が持っている知識とは何か。
知識を組み合わせるとは如何なる意味になるのか。



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