◆≪最大成果を宣言≫ ちょっと頑張ろう 2406号   2016/3/9 水曜日

≪社会変化を追え――意味を追え≫

━ 数字を追うのではなく、意味を追え。
数字を追えば、意味を失う。
意味を追えば、数字はついてくる。

現象には前提がある。変化には原因があり、目的がある。
それぞれに意味がある。 ━


社会は常に動いている。
正の方向へと強く動き出せば、負の方向が必ず現れる。
負が大きくなれば、負を抑え込もうとする。
正と負が同居しながら進んでいく。

医療では、病、怪我がすれば治そうとし、元の状態に戻そうとする。
元の状態にするのが適切である。
成人の健康が、完成している状態であるとしている。
身体の進化を考えなければ、成人健康の状態が達成する位置である。

教育では、教えるべき内容があって、その内容に近づけようとする。
伝えた内容をすべて理解できたとしたら、満点の評価を得る。
進学していき、最終とされる位置に来たとき、満点はなくなる。
常に進もうとして、新たな発見や創造が行われている。
完成状態はなく、進歩または進化している。
現在で分かっている事柄を習得するのを目標とする。

医療には、明確な目標がある。
教育は、人が決めている目標位置がある。

医療と教育の達成域の前提は異なり、その是非は別として、目標位置がある。

仕事では、決められている目標位置があるとの感覚を捨てなければならない。
昨日に達成した位置が目標ではない。
明日、達成するはずの位置も目標ではない。
目標は適時、設けられるが、完成形ではない。
完成形が進歩していく。

社会は、自由と平等を求めて進んできた。
自由と平等が達成出来ないと分かって、社会形態が変化する。
一気に変わるのではなく、徐々に変化する。
自由と平等の意味も変化してきた。
古代ギリシャ、ローマの自由と、現在の自由の意味が違う。
現在でも、地球上のどこも、自由と平等の意味が同じであるとは限らない。

階級が存在して、平等ではないと分かる。
格差が生じて、社会が間違っているとする。
しかし、秩序が壊れて、自由と平等が確保されるはずがなく、
平和、安全があっての自由が成立する。
そこに、正統性が産まれてきた。

自由と平等、平和と安全、正統性と真理が重なりあって、社会秩序が現れている。

現代は、機能社会であり、一つの機能を組織が担っている。
大半の人が組織に所属し、機能を果たしている。
機能が、自由と平等、等々を阻害するようであれば、機能はなくなる。

公害は、社会を阻害するから、
組織は、自らが生み出す公害に関わる事柄を解決しなければならない。
同時に、他の社会的問題を解決する責任を負う。

正への行動に対して負が現れる。
負を解決して、正が生きる。

正の意味と負の意味が重なりあう時がある。
ちょうど、原子力発電の賛否のようなものだ。
増税と福祉の関係もある。
M&Aと独占と競争もあるかもしれない。

意味が不明瞭であれば、数が正へと拡大しても、逆に向いているかもしれない。



━━ ■ ━ レポート≪社会変化を観察する≫に2種類を追加しました。
「表現&思考構造変化を全国紙社説で追う2014年〜現在まで」
「社説キーワード変化を追う 2001年〜2015年」
「社説キーワード変化を追う 2014年〜現在まで年」


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