◆≪最大成果を宣言≫ ちょっと頑張ろう 2389号   2016/2/15 月曜日

≪組織を分析する――まず、組織を定義する≫

━ 日々、社会は動いている。変化していく。
組織活動は、積み上げているが、社会が変化しているのだから、組織も適応する。

組織は、適応するところで、根源を変えずに変化する。
組織の根源はどこにあり、組織としての意味を確認しておく必要がある。

組織には、リーダーがいて、何かを生産し、社会に供給している。
全組織について、必然になるものを前提としてあげてみた。

前提を確かにして、自社のあり様を求めていく。 ━


組織としての大前提は3つあり、それぞれにいくつかの項目がある。
全部で10項目をあげた。
小さな項目をあげていけば、もっと多くなるだろう。

大前提は、組織の存在意義、人材について、組織形態についてがある。

組織の存在意味においての前提
≪社会機能≫ 組織は、社会の機能を果たす。
故に、社会での機能を示し、社会で具現化するものを明らかにしている。
組織ミッションと事業定義を明らかにしている。

≪組織特異≫ 組織の特異を持って、社会の機能を果たす。
故に、組織特異を明らかにする。組織特異を突き詰めていこうとする。

≪資源提供≫ 組織の特異をもって、社会の発展を進めていく。
組織は社会に資源を提供する。

≪社会問題の解決≫ 特異をもって、社会の問題に取り組み、解決していく。


組織人材に対しての前提
≪意識の集合≫ 組織は、共通の目的、共通の価値観を持つ人々が集まっている。

≪知識の集約≫ 今や組織は、人材がもつ知識を集約し、
彼らの意義を満たさねばならない。

≪生活基準を構築≫ 組織活動を通して、人材の生活を規定し、
社会の生活スタイルを提案する。


組織の形態においての前提
≪生産性のスタイル≫ 組織は、何らかの生産性のためのラインを持つ。

≪知識集約のスタイル≫ 組織は、人の知識・技術、労働を持って、組織の機能を果たす。
組織人をまとめるシステムを持つ。

≪継続・発展を図る≫ 組織は、社会機能を果たし、人材の生活を維持発展させ、
組織自身の継続・発展させるシステムを持つ。


挙げた内容は、組織にとって共通の内容である。
これらが集まって、一つの組織の特徴を表し、組織を継続させる。
一つ一つを検討してみると、なかなか難しいと分かるだろう。
直ぐに答えが出てくるとは限らない。
大企業であっても、どこにでも当てはまるようなミッションの表現が多い。
起業するならば、10項目について検討し、ある程度の回答を持っている方がよい。

ミッションが明瞭でなければ、人材はどこを向くか分からず、
人材能力を集中させるのは難しいはずだ。

公的機関、社会事業、企業のいずれの組織であっても、見いださねばならない内容である。

これらが明確になっていて、組織のあり様が浮かび上がってくる。



━━ ■ ━ ご提案ページに『地域創生のとき』を追加しました。
http://www.seedwin.co.jp/shiryou.html

━━ ■ ━ 人文組織工学のページに『教育構造学』を改めてアップしました。
「教育目的達成のための伝達構造」です。



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