◆≪最大成果を宣言≫ ちょっと頑張ろう 2373号   2016/1/20 水曜日

≪変革人材――体系的、継続的に≫

━ 変革人材の前提となるキーワードは、体系的、継続的である。
中心に来るキーワードは変化である。
変化を見る、変化を探すであり、変化を常とする。

思考と行動のキーワードは、廃棄、改善、成功への追求、
そして、当然のワードとして、変革である。

廃棄、改善、成功、変革に、体系的、継続的が係っていく。

変化を待つのではなく、変化を起こす方向に、ベクトルを働かさせる。 ━


組織の使命、成果は、続いていなければならない。
使命、価値観が、時と状況に応じて変化するようでは、変革は行えない。
焦点が絞りきれないから、継続できないのだ。

使命、価値観が継続して、変わらずにいて、体系的な廃棄、改善、革新が行える。

変革をするためには、顔を上げなければならない。
外に出かけて行かなければならない。
変化を探し、変化を分析しなければならない。

自社の使命は変わらずとも、現在の商品は不要になるかもしれない。
必ず不要になるとしなければならない。

今、生産している商品、生産のための知識と技術が、
いつ始まったかを考えれば、容易に気付くはずである。
社会に現れている大半の商品が、1世紀以上前にあったはずがない。
先端科学、先端技術、市場を変える商品群は、せいぜい20〜30年前に始まっている。
今のあらゆる産業が新たしい。

今がいつまでも続くとは考えられないのだ。
次を探さねばならないし、次を作っていなければならない。
新しいモノを創るならば、今までのモノは、当然、廃棄される。
廃棄に追いやられては、追われるだけになり、マイナスが拡大していく。
すべての自社商品を精査して、
成果を上げにくくなっているものは廃棄していかなければならない。
体系的廃棄である。

新しいモノができた瞬間から、改善が始まる。
最適に、市場に、社会に適応するように、最大利益が上がるように、改善が始まる。
改善は、利益を最大にして、コストを最低にするのを目標とする。
コストは限りなくゼロに近づけようとしなければならない。

改善途中で、市場ではなく、社会とのギャップが現れてくる。
新商品が出たときは、ギャップは見えにくい。
続けていて、ギャップが見つかる。
ここに、変化が芽生えているはずなのだ。
社会の変化か、自身の変化かは分からない。
いずれ明らかにする必要があるが、
成功していない商品であれば、自らの視点が、元々、間違いだったのだ。

社会に変化を見つけたとき、社会変化は直接に市場と関係があるとは限らない。
どこかでつながっているはずとする。
自社の使命、価値観、自社が自社であり得るはずの特異を確認しなければならない。
この確認作業に、変革のヒントがある。

廃棄と改善の作業に、変革視点があり、廃棄する作業が、変革を促す。

今、するべきことは、すべての商品の成功への方法と方向探査である。
見つからなければ、廃棄である。
成功への方向と方法を試して、上手く行かなければ廃棄である。

市場、社会の価値観と、自社の価値観のギャップを探せ。
認識のギャップを探せ。
異質であるならば、別世界であるか、市場選択か、流通のミスである。
新たな機会が見つからなければ、執着している商品であっても廃棄しなければならない。

廃棄行動が新商品を産み出す。
廃棄行動が新商品を産み出さなければ、使命と価値観、自社特異がいい加減だったのだ。

使命は追求し、事業を常に検討しなければならない。
使命を掘り下げ、使命を社会状況に、社会の問題を解決する方向へと進めなければならない。

体系的、継続的に、廃棄、改善、成功への追求を行い、変革を基本に置く活動を行う。
変革人材の役割である。

copyriht© SeedWin all rights reserved.