◆≪最大成果を宣言≫ ちょっと頑張ろう 2365号   2016/1/7 木曜日

≪自社をもっと強く――自問し続ける7つ≫

━ 常に問い続け、確認しなければならない問題がある。

1.我が社のミッションは何か。
2.我が社の事業は何か。
3.我が社の特異は何か。
4.自社商品の市場は何か、市場での役割は何か。
5.自らの役割は何か。
6.理想形とは何か。理想形は何か。
7.我が社にとって、社会で、すでに起こっている未来は何か。

これらの問いは、自らの思考と行動の方向を決め、成果をあげる基本の問いである。 ━


私も含めて、多くの人が正解を探す。
最適な解を探す。
しかし、自らの行動の正解などは、どこにもない。

もし、正解があるとすれば、すべての人が成功し、勝ち抜いているはずだ。
すべての人が、正しい思考と行動を行い、日々を満足し、同じ結果を導きだすはずだ。

正解は、学校での試験や、資格試験の解と同類ではない。
100点満点の試験で何点がとれるかなどの解答ではないのだ。

次に行う事柄の正解は存在しない。
最適解だろうと思える解であっても、最適解になっているかは分からない。
最適解として、上手く行ったとしても、もっと上手くできた解があったかもしれないのだ。
ずっと未来になってから、どうにか、最適解だろうと分かる程度だ。

解は、社会に探しても、書籍に探しても存在しない。
次に起こることが分からず、誰が何をするか分からない。
如何なる要素で組み合わされて、動くか分からない。

ただ、激しく、様々な事柄がぶつかり合って、社会は進んでいる。

だが、最適解であるかは別にして、解は必ず存在する。
解は、外にあるのではなく、自分の中にだけあるのだ。

解が存在するのは、問いがあるからだ。
問いがなければ、考えもなく、答えもない。
如何なる最適な問いが必要であるかなのだ。

上に挙げた問いは、仕事をする上で、生き抜く上で、不可欠な問いである。
いつの世にあっても、変わらぬ問いである。
解は、人によって異なる。
状態によって異なる。
見方によって異なる。

自分だけにしかない解がある。
正解はない。
より確かな、最適さを求めるのみである。

あなたは何をもっているか、と問われて直ぐには答えられない。
ポケットの中に入っているものなら、出せば分かるが、得意とするものは分からない。
自覚しなければ解はない。

我が社の特異は何かと問われて、即答できる社長はどれほどいるのだろうか。
大小の企業を合わせて、国内では300万社ほどあるが、
その内、どれぐらいの社長が、我が社の特異が語れるのだろうか。
売っているモノを答えるのは出来るだろう。
売っているモノを作りだす知識と技術は答えられるだろう。

特異なモノ、自社が自社であり得る基本になっているモノは何か。
我が社が研究開発、営業活動をして、社会に実現させようとしている事柄は何か。

最適解に近付けば近付くほど、組織体力がついてくるはずである。
7つの最適解を求めるために、問い続けなければならない。
問いが、次の自らの行動を決める。



参考 弊社HP『マネジメント考』に「考える道、考える事柄」を挙げている。
ここには49の問いの一覧がある。


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